Tickmill(ティックミル)は2015年にサービスを開始した新興ブローカーです。狭いスプレッドと高い約定力で、スキャルピングトレーダー達に注目を集め始めています。

Tickmillはどんなトレーダーに向いている?
  • スキャルピングでの取引がメインのトレーダー
  • スプレッドの狭さを重要視したい
  • 信頼度の高い口座を利用したい

そんなTickmillですが、まずはどんなスペックなのか、一覧表をざっとチェックしましょう。

Tickmill
~注目点とスペック~
口座種類 クラシック プロ VIP
レバレッジ ~ 500倍
スプレッド 平均 1.8 pips 平均 0.2 pips
手数料 なし 往復0.4pips 往復0.2pips
ツール MT4,Webトレーダー
(Windows, Mac, iOS, android)
注文方式 NDD方式
取引量 1,000通貨~
制限なし
通貨ペア 通貨ペア62種
(仮想通貨ペアなし)
+ CFD20種
最低入金 100ドル 5万ドル
自動売買 利用可
ボーナス 口座開設ボーナス
成績優秀者への賞金授与
雇用統計時の価格予想で賞金授与
エコIBコンテストで自動車授与
信頼性 金融ライセンス:セーシェル
禁止取引 なし
サポート 日本語OK
メール:24時間受付(1営業日以内返信)
電話:平日7時~22時
入金方法 銀行送金(海外)
クレジットカード
Skrill など

スプレッドが狭く、キャンペーンが豊富と口座スペックは高いことが分かります。

筆者の所感として、Tickmillを一言で表すと・・・

「メイン口座として運用できるスキャルピング特化口座」です。スプレッドが狭く、取引手数料も低めでスキャルピングにはもってこいのスペックを持っています。

そんなTickmillの注目点を以下にまとめてみました。

ではまず最初にTickmillの概要から見ていきましょう。

Tickmillとはどんな会社?

Tickmill(ティックミル:正式名称Tickmill Ltd)は本社所在地がセーシェルで、セーシェルの金融ライセンスであるFSAを取得して日本向けの運営を行っています。

また、Tickmill Ltdの親会社は英国に本社があるTickmill UK Ltdで、ライセンス取得が困難な英国FCAの金融ライセンスを取得。

Tickmill は、2014年に設立されたばかりの新しい海外FX業者ですが、親会社が英国FCAの金融ライセンスを保有していることからみて、高い信頼を置くことができるFX業者といえるでしょう。

会社名称 Tickmill Ltd
本社所在地 セーシェル
金融ライセンス FSA(セーシェル金融ライセンス)
会社の信頼性 親会社が英国FCAの金融ライセンスを保有
口座の種類 クラッシック・プロ・VIP
レバレッジ 最大500倍
スプレッド ドル円スプレッド最小0pips、平均0.2pips(プロ・VIP口座)
最低入金額 100ドル(約11,000円)。VIP口座のみ5万ドル(約550万円)
取引ツール MT4(メタトレーダー4)、ウェブトレーダー(インストール不要)
キャンペーン 新規口座開設ボーナス特典、成績優秀者への賞金授与、
雇用統計時の価格予想で賞金授与、エコIBコンテストで自動車授与

ユーザーサポートは日本語対応可

Tickmillのユーザーサポートは日本語に対応しており、電話とメールでの問い合わせが可能です。

メールは24時間受付で1営業日以内に返信が返ってきます。実際にこの記事の執筆中に問い合わせしたところ、30分程度で返信があり、レスポンスは悪いとはいえません。

電話は平日7時~22時に対応しており、日本語で受け答えしてもらえます。電話はコールバックのリクエストもできるため、自分の都合のいい時間にサポートを受けられる点も評価できます。

Tickmillの入出金方法

Tickmillの入出金方法は以下の通りです。

支払方法 通貨 最小入金額 最小出金額 入金手数料 出金手数料 入金処理時間 出金処理時間
海外銀行送金 USD/EUR/GBP/PLN 100 10 5000ドル以上は無料 なし 1営業日 1営業日
VISA / MasterCard USD/EUR/GBP/PLN 100 10 なし なし 即時 1営業日
STICPAY USD/EUR/GBP 100 10 なし なし 即時 1営業日

まず、2019年8月時点でTickmillは円建てに対応していません。為替レートによって実際の入出金金額が変わってきますので、入出金時には為替レートに注意が必要です。

Tickmillの入出金方法は、海外銀行送金とクレジットカード、STICPAYに限られています。

口座自体はNETELLERなども使えるようですが、日本国内ではまだ対応していません。なお、これらの対応はTickmillに起因するものではなく、各決済サービス側に起因するものです。

おすすめの入出金方法はクレジットカード。手軽さは他の手段に勝っており、手数料もかからないため、入出金方法はクレジットカードが一番のおすすめです。

ボーナスやキャンペーンが豊富

Tickmillはボーナスやキャンペーンが豊富なのも特徴です。

2019年8月時点で開催している特典は以下の通り。

Tickmillのボーナス
  • 口座開設30ドルボーナス
  • 成績優秀者への賞金授与
  • 雇用統計時の価格予想で賞金授与

それでは順番に見ていきましょう。

口座開設で30ドルが貰える

Tickmillでは、口座開設キャンペーンを実施しています。新規に「30ドルウェルカム口座」を開設すれば30ドル(約3,300円)のボーナスが貰え、トレードに使用することが可能。

この30ドルは、入金を行わなくても口座開設すれば自動的に振り込まれます。このボーナスは出金することはできませんが、トレードの元手として使用でき、また別途開設するライブ口座(クラシック・プロ・VIP口座)に移動することも可能。
このボーナスは、新規口座開設時におけるトレード練習用の軍資金として最適です。まずはこのボーナスで使用感を試してみるといった使い方もおすすめですよ。

優秀な成績を上げれば1,000ドルの賞金が貰える

Tickmillでは、毎月、顧客の中から優秀なトレーダーを選び、1,000ドルの賞金を授与するキャンペーンも常時開催。

受賞者は、利益額・最大ドローダウン・損失に対する利益率・資金・リスク管理能力などをみて判定されています。
このコンテストに参加するには追加の登録は不要で、500ドル以上でライブ口座を使っていれば、自動で参加が可能です。

米雇用統計の価格予想で500ドルが貰える

毎月の第1金曜日の米雇用統計発表までに、Tickmillが指定する銘柄の価格を予想するコンテストも開催しています。

参加者(ライブ口座保有者)は、全米雇用統計が発表される第1金曜日午後3時(MT4サーバータイム)までに、Tickmillが指定する銘柄について午後4時時点の予想値を提出すればOK。

ピタリ賞には500ドル、ピタリ賞不在の時は一番近い数値の方に200ドルがプレゼントされます。

おすすめ口座はプロ口座!

Tickmillのおすすめ口座は「プロ口座」です。

口座の詳細をもう一度見てみましょう。

口座種類 クラシック プロ VIP
レバレッジ ~ 500倍
スプレッド 平均 1.8 pips 平均 0.2 pips
手数料 なし 往復0.4pips 往復0.2pips
ツール MT4,Webトレーダー
(Windows, Mac, iOS, android)
注文方式 NDD方式
取引量 1,000通貨~
制限なし
通貨ペア 通貨ペア62種
(仮想通貨ペアなし)
+ CFD20種
最低入金 100ドル 5万ドル
自動売買 利用可
ボーナス 口座開設ボーナス
成績優秀者への賞金授与
雇用統計時の価格予想で賞金授与
エコIBコンテストで自動車授与
信頼性 金融ライセンス:セーシェル
禁止取引 なし
サポート 日本語OK
メール:24時間受付(1営業日以内返信)
電話:平日7時~22時
入金方法 銀行送金(海外)
クレジットカード
Skrill など

プロ口座は1,000通貨から取引が可能で、最小0pipsから取引が可能です。取引手数料はかかるものの、狭いスプレッドのメリットが非常に大きいといえます。

クラシック口座とプロ口座では、取引手数料・スプレッド以外のスペックは同じであるため、両者を天秤にかけると、プロ口座の方が圧倒的にコストはかからず、また、トレードする場合の汎用性・発展性に富んでいると判断できます。

VIP口座はスペックが高いものの初回最低入金額が5万ドル(約550万円)が必要です。取引手数料がプロ口座に比べて低いという特徴はありますが、約550万円の入金額はハードルが高すぎます。

このため、3つの中ではプロ口座が最もおすすめといえるでしょう。

Tickmillの通貨ペア一覧

Tickmillは62種類の通貨ペアが取引可能。CFDも取引可能で不足感はありません。

取引できる通貨ペアの一覧は以下のとおりです。

通貨ペア62種 一覧(クリックで開く)

 

通貨ペア20種 一覧(クリックで開く)

 

CFDの大きな特徴はドイツ債券を扱える点。中国とアメリカの貿易戦争も相まって注目度が上がる欧州債券を扱ってみたい方は要チェックですよ。

Tickmillのまとめ

この記事ではTickmillの口座の特徴についてお伝えしてきました。

おさらいとして、これまでの内容を簡単にまとめると以下のようになります。

この記事のまとめ
  • Tickmillは2015年にサービスを開始した新興ブローカー
  • ライセンスはセーシェル。親会社はイギリスのライセンスを取得。
  • ボーナスやキャンペーンが豊富
  • 口座タイプはプロ口座がおすすめ
  • 通貨ペアは62種類で、CFDも20種類の取引が可能

文中でお伝えしてきましたが、Tickmillはスプレッドが低く、取引制限もないことからスキャルピングには最適の口座といえます。

まだ運営歴が浅く、大金を入れて運用するというのは信用度という点から避けたいですが、少額でコツコツとトレードしていく分には問題ないでしょう。

2019年8月現在、円建てに対応していないため、他会社とは使い勝手が多少変わってきますが、口座スペックはかなり高くメイン口座としても利用できる口座ですよ。

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