SBI FXトレードは2011年に設立した国内FX会社。業界最狭スプレッドや低く設定された最低取引単位が特徴です。
SBI FXトレードはどんなトレーダーに向いている?
- 何よりもスプレッドの狭さを重視したい
- 1通貨単位からトレードをしたい
- スイングトレードがメイン
編集部の所感として、SBI FXトレードを一言でいうと・・・
「少ない資金からFXを始める人におすすめ」です。低いスプレッドも魅力的ですが、最大の特徴は1円からトレードが可能な点で、少ない資金からでもトレードをすることができます。
そんなSBI FXトレードの注目ポイントを以下にまとめてみました。
SBI FXトレードの注目点:クリックで詳細
まずは「SBI FXトレードがどんな企業なのか?」という点を確認していきましょう。
金融業界大手グループの一員として君臨
SBI FXトレードはSBIホールディングスという東証1部に属している大手金融ホールディングスの一員です。
このSBIホールディングスはもともとはソフトバンクの金融関連企業として設立されていたのですが、今ではソフトバンクグループからは独立しています。SBI FXトレードの親会社にはSBI証券があり、こちらはインターネット証券での最大手。大手金融グループの一員としての安心度や信頼度は抜群といえるでしょう。
そんなSBI FXトレードの特徴について、簡単に表にまとめてみました。
会社名 | SBI FXトレード㈱ |
---|---|
スプレッド | ドル円 0.27pips |
ユーロ円 0.49pips | |
ポンド円0.99pips | |
取引手数料 | 無料 |
口座維持手数料 | 無料 |
通貨ペア | 26種類 |
最小取引単位 | 1通貨 |
ロスカット水準 | 50% |
上記の表を踏まえて、次からはSBI FXトレードの長所と短所を確認していきます。では、まずは長所から。
SBI FXトレードの長所・メリットは4つ!
SBI FXトレードの長所として大きく以下の3つを挙げてみました。
SBI FXトレードの長所
- 1通貨単位から取引が可能
- スプレッドは業界最狭クラス
- スワップポイントも業界トップクラス
- 未決済ポジションのスワップポイント分利益の出金が可能
それでは、各項目について詳細に説明していきます。
たった1通貨単位から取引が可能!
SBI FXトレードは1通貨単位から取引を行うことができます。
日本国内のFX会社では1,000通貨で取引が可能な会社は複数社ありますが、1通貨単位で取引可能というのはSBI FXトレードのみです。1通貨というとドル円の場合であれば証拠金がたったの4円で済みます。小学生のお小遣い以下のレベルですよね。
最初から高額で取引するのはちょっと怖いから、ある程度練習してから取引したいという初心者の人にとっては、この少額取引は非常にメリットがあります。少ない通貨でリアルトレードの感覚をつかみ、デモトレードとの心理的な違いを体感するのにはうってつけでしょう。
スプレッドは文句なしの業界最狭設定
SBI FXトレードのスプレッドは業界でも最も低いクラスにあります。下記は一部メジャー通貨ペア(3通貨ペア)のスプレッド設定です。
通貨ペア | 1~1,000通貨 | 1,001~1,000,000通貨 |
---|---|---|
USD/JPY(ドル円) | 0.20銭 | 0.27銭~7.80銭 |
EUR/JPY(ユーロ円) | 0.39銭 | 0.49銭~15.80銭 |
GBP/JPY(ポンド円) | 0.70銭 | 0.99銭~18.80銭 |
1,000通貨以下であれば、かなり狭いスプレッド設定で取引できることがわかりますね。
1,000通貨以上のときの最大スプレッドが広くなっていますが、早朝時や経済指標発表後にの最大レートとなっています。取引時間の96%以上の時間帯では、最も少ないスプレッド(ドル円であれば0.27銭)でトレードすることが可能です。
スワップポイントも業界トップクラス
SBI FXトレードはスワップポイントも業界でトップクラスです。詳細なスワップポイントを下記のとおり。
通貨ペア | スワップポイント(円/1万通貨) |
---|---|
USD/JPY:ロング | 72円 |
GBP/JPY:ロング | 26円 |
EUR/USD:ショート | 86円 |
GBP/USD:ショート | 65円 |
USD/CHF:ロング | 88円 |
TRY/JPY:ロング | 71円 |
トルコリラは高スワップポイントで人気の通貨ですが、SBI FXトレードは71円の設定。かなり高い設定とはいえません。
一方、ドル関連のスワップポイントは業界でもトップクラスといえます。トルコリラ等の高スワップポイントの通貨は変動が激しく、売買利益とスワップポイントによる利益を両立させることは難しいですが、ポンドドルやユーロドルの通貨ペアであれば、売買損益とスワップポイントによる利益を両立させることが容易でしょう。
未決済ポジションのスワップポイント分利益の出金が可能
SBI FXトレードでは未決済のポジションでもスワップポイント分の利益の出金が可能です。
通常であればスワップポイントは、保有しているポジションを決済しない限り、スワップポイントを自己資金へ当てることができません。ですが、SBI FXトレードは決済していないポジションのスワップポイントを自己資金へ回すことができます。つまり、スワップポイントで得たお金を自分の銀行口座へ出金したり、さらにポジションの買い増しをすることができるのです。
潤沢な証拠金を預けて、少ないポジションを持っていれば、安全度の高い状況で毎日出金可能な利益が発生し続けることになります。こういったトレードをできるのもSBI FXトレードならではの特徴のひとつです。
SBI FXトレードの短所・デメリットは2つ!
ここでは、DMM FXの短所を2つを紹介します。
SBI FXトレードの短所
- スキャルピング取引は禁止している
- キャンペーンの量・質は他社に劣る
それでは、各項目について詳細に説明していきます。
スキャルピングはNG
SBI FXトレードではスキャルピングを禁止しています。
スキャルピングとは、短時間で取引を何度も繰り返すトレードのことを指しますが、FX会社のサーバーに負荷をかけるため、禁止にしている会社が多い取引方法でもあります。
短期で利益が得られる人気のスキャルピングですが、SBI FXトレードもこのスキャルピングを禁止しており、最悪口座の凍結・口座からの追い出しということもありえますので、絶対にスキャルピングでの取引は行わないようにしましょう。
キャンペーンの量・質は他社に劣る
他の国内FX会社に比べて、キャッシュバックなどのキャンペーンは少ないという特徴があります。キャッシュバック等のサービスを実施してはいますが、金額はごく少額。決してキャンペーンやボーナスは強みとはいえません。
企業のカラーとして、ボーナスよりもスプレッドやスワップポイントといったトレードに直結する点に力を入れている、ということかもしれませんね。
こういった点から、ボーナスやキャンペーンを重視している人にとってはSBI FXトレードはあまりおすすめできません。
通貨ペアは26種類でマイナー通貨も取引可能
SBI FXトレードの取扱い通貨ペア数は26種類で、豊富とはいえませんがマイナー通貨ペアの取引も可能です。
取扱いされている通貨ペアの一覧は以下の通り。身近な通貨ですが、あまりFXでは見かけない韓国ウォン等も取引が可能です。
通貨ペア | 通貨ペア名 |
---|---|
USD/JPY | 米ドル/円 |
EUR/JPY | ユーロ/円 |
GBP/JPY | ポンド/円 |
AUD/JPY | 豪ドル/円 |
NZD/JPY | NZドル/円 |
CAD/JPY | カナダドル/円 |
CHF/JPY | スイスフラン/円 |
ZAR/JPY | 南アフリカランド/円 |
TRY/JPY | トルコリラ/円 |
CNH/JPY | 中国人民元/円 |
KRW/JPY | 韓国ウォン/円 |
HKD/JPY | 香港ドル/円 |
EUR/USD | ユーロ/米ドル |
GBP/USD | ポンド/米ドル |
AUD/USD | 豪ドル/米ドル |
NZD/USD | NZドル/米ドル |
USD/CAD | 米ドル/カナダドル |
USD/CHF | 米ドル/スイスフラン |
EUR/GBP | ユーロ/ポンド |
EUR/AUD | ユーロ/豪ドル |
EUR/NZD | ユーロ/NZドル |
EUR/CHF | ユーロ/スイスフラン |
GBP/AUD | ポンド/豪ドル |
GBP/CHF | ポンド/スイスフラン |
AUD/NZD | 豪ドル/NZドル |
AUD/CHF | 豪ドル/スイスフラン |
SBI FXトレードまとめ。低資金でのデイトレードやスイングにおすすめ
この記事ではSBI FXトレードの評判や、口座の特徴についてお伝えしてきました。
おさらいとして、これまでの内容を簡単にまとめると以下のようになります。
この記事のまとめ
- SBI FXトレードは金融大手のSBIホールディングスの一員
- 最小取引単位は1通貨から
- スプレッドは業界最狭の設定
- スワップポイントは業界トップクラス
- 未決済のポジションのスワップポイント分利益が出金可能
- スキャルピングは禁止
- ボーナスやキャンペーンは豊富とはいえない
文中でお伝えしてきましたが、1通貨から取引可能で、スプレッドは業界最狭とキャラ立ちがしっかりとしているFX会社です。
初期投資の金額を抑えることができるため、「まずFXがどういうものか体験したい」という方はSBI FXトレードをおすすめします。
また、豊富な資金を入金して、スワップポイントの利益を狙う用としての口座の使い方もおすすめです。このように、トレードの方法は豊富に用意されているので、ご自身に合ったトレードスタイルを見つけてみて下さいね。