FXで勝てる人と勝てない人の違いは、FXのトレードルールの違いです。

つまり、勝てるルールでFXをすれば勝ち、勝てないルールでFXをすれば負けるということ。FXの初心者はもとより、実は上級FXトレーダーも優れたトレードルールを常に探し求めています。

「勝てるトレードルールってなんだろう?」

トレードルールと聞くと、複雑なものを想像してしまいますね。

実際には、シンプルなトレードルールほど強力です。理由は、シンプルなものほど守りやすく、改善しやすく、相場に対応させやすいからです。

このページではFXのルールとは何か、どうやって守ればいいのか、どのように作るのかというのを説明していきます。

FXのトレードルールとは?

トレードルール

先ほどからFXのトレードルールと幾度と話していますが、一体これはどういうものなのでしょうか。

トレードルールはFXトレーダーの武器

FXのトレードルールは、「サッカーで手を使ってはいけない」という皆が守るべきゲームの前提となる決まり事とは異なります。

FXのトレードルールとは、そのルールを守るFXトレーダー一人のために存在する、自分だけのマイ・ルール

したがってこのFXのトレードルールは、守らなくても誰かに注意されるというたぐいのものではありません。言ってしまえばルールを守るも守らないもFXトレーダーの自由です。

実際は、このFXのトレードルールをあらゆるFXトレーダーが自らのために必死に作り上げ、この自分だけのFXのトレードルールを死守しています。

 

その理由はただひとつ、FXで勝つため。

つまり、FXのトレードルールはただ利益をあげるためだけに存在します。

受験生が勉強しなくとも試験を受けられるように、FXトレーダーがトレードルールを持たなくてもFXに参加することは出来ます。

しかし、ほぼすべての受験生が勉強しないと試験に合格しないように、トレードルールを磨かないFXトレーダーはFXで勝つことが難しいものです。

具体的に、FXトレーダーはトレードの何についてルールを決めているのでしょうか?

トレードルールで何を決めればいいの?

FXに勝つためであれば、FXトレーダーはあらゆるルールを自分自身に課す場合があります。

あるFXトレーダーにとっては自分に「昼食を抜く」というルールを課しています。

このFXトレーダーにとっては、FXに勝つためにこの昼食を抜くというルールがとても重要なことなのです。この理由は、満腹では判断力が鈍るからとのことです。

スポーツ選手がアルコールを控えるのに似ていますね。

 

とはいえ、やはり最も重要なトレードルールは、FXの取引自体に関するもの

  • 何時から何時まで取引するか
  • どの通貨ペアで取引するか
  • 損切りはいくらでするか
  • エントリーポイントはどこか
  • 使う手法は何か
  • 参考するインジケーターは何か
  • ポジションはいくつまで管理するか
  • 利益の目安はいくらか

ざっと例をあげただけでもたくさんありますが、これ以外にも様々。

 

いずれにせよ、FXのトレードルールはこういったものをFXトレーダー自身で取引時に守るために決めているルールです。

FXのトレードルールを作る基本は、負けたときに同じ失敗を繰り返さないように負けそうな取引行為を禁止するという考え方に成り立ちます。

したがって、FXトレーダーはいくら自由に取引したいと思う感情が沸き上がっても、理性でこれをグッと制御しルールを死守しながらトレードをします。

その理由は、このFXのルールを破ると負けると頭で理解しているためです。

自分のFXのルールの守り方

痛くないと覚えないという言葉があるように、FXでも失敗が痛くなければ覚えません。

驚くべきことに、FXで実際に失敗していても失敗を覚えず失敗を繰り返す人がいます。

ルールを守るためには、FXの失敗に対して損失に対する痛みを記憶し、実感する必要があるのでしょう。

そこでFXトレーダーは毎日取引帳にトレード成績をつけます。どんなときにどれほど損失を出しているかを自覚するためですね。

自制を促すためにこれを読み返し、損失を繰り返している原因を突き止め、失敗を自分自身に教え込みます。

 

この繰り返している失敗こそが、FXでやってはいけないマイ・ルール

マイルールは感情に対抗する手段

トレードにおいて長期的な利益をもたらすのは感情ではなく理性。

しかしFXをしていると、たまに感情のままにトレードをしそうになるときがあります。

それが最も顕著となるのは、思いもよらぬ損失が出たときです。

例えば、宝くじで5万円が外れても仕方ないと思えますが、5万円を落としてしまったらとても悔しいですよね。

人は自分のものがなくなることを受け入れるとき、苦痛を感じます。これはちょうど、FXにおいて損切りをしなければならない苦しさと一致します。

損失を取り戻したくても我慢しなければならない苦しさは、FXをやったことがある人なら分かると思います。

それほどFXにおける損切りは苦しいものなのですが・・・

最優先のルールはとにかく「損切」

損切りは投資家の使命

FXトレードの中でも利益をあげる上で最も重要なルールが損切りのルール

しかしこれは、FX初心者にとって最も心理的に苦しいルールでもあります。

FXトレーダーもとい投資家の役目は、第一に資金(資産)を守ること。資金を守れないFXトレーダーはFXトレーダーを名乗ることができません。

単純に「未熟だから」という例えだけでなく、FXを行うには元手が必要であるため。元手が無ければFXに参加できませんよね。

そして、FXにおいて資金を守る第一歩がこの損切りです。

損切りがいくらかでFXのレベルが分かる

損切りをいくらに設定しているかで、FX初心者かどうかばれてしまいます。

それほど損切りのルールは重要なものです。

この損切りルール設定によって分かることは、このFXトレーダーがドローダウンに対してどれほどシビアに向き合っているかということ。

ドローダウンとは最大損失のことで、簡単に言うと、連続で負けたとき最大どれくらいの損失が出るかということです。

FXを続けていると連続的に勝つこともあれば、連続的に負けることもあります。たまたま運悪く負け込むというのは、いくら実力があろうが回避できないものです。

どんなFXトレーダーにとっても起こり得る連続的な負け。それが起こった際、このFXトレーダーは最大の損失を被ることになります。

この最大損失をどこまで少なくできるか、どのように乗り切れるかというルール設定の要が、このFXの損切りの設定だと言えます。

勝ちに終わりなし負けに終わりあり

連続の勝ちというのは元手の何十倍の利益を得ようが、何千何億の利益を得ようが終わりもなければ問題もありません。

しかし、この連続の負け(ドローダウン)というものは、いとも簡単にFXトレーダーの元手を底まで食いつぶします。

もし元手の10%を毎回損切りのルールとして設定している場合、1億円持っていようが、10億円持っていようが、たった10回の連敗でFXトレーダーとしてのすべてが終わります。

勝ちは元手の何十倍の利益を得ようが終わらないのに対し、負けは元手の一倍で市場から(一度)退場しなければなりません。

「いくらまで儲かったことがある」という事実もむなしく、FXにおいて長期的に利益が残っていなければ0は0。

長期的に利益が最大化するような損切りのルールを組むことを目標としましょう。

一体いくらで損切りを設定すればいいのか

ポーカー、FX、株取引・・・長い投資の歴史から、資金管理のセオリーは固定化されつつあります。

損切りのルールは「元手の4%~5%」にしましょう。ただし、これは元手の小さな初心者の場合。

元手の資金が多いほど損切り高を少なく設定し破産確率を下げたり、勝率が良いほど損切り高を大きく設定しより効率的に利益を求めたりします。

最終的にはFXの損切りのルールは元手の2%以下となるでしょう。

また、資金の運用は単利でなく複利の方が良いです。その理由は、単利では連続的な負けに元手が耐えられないため。

複利であれば負ければ負けるほど取引高を小さくすることができます。

 

どれだけ勝てそうだと思っていても、4,5%損失が出たら損切りルールに基づいてなるべく損切りしましょう。

どうしてもポジションサイズをあげて、損切りにより大きな余裕を持たせたいと思った場合、絶対に勝てると思った相場でどれくらいの勝率と利率が残せたか、2,3年をかけて成績をつけるといいでしょう。

このように、FXの取引ルールは成績の良し悪しで検証、改善することができます。

ルール作り方→勝つならシンプルな戦略

取引高の調整

冒頭で話したように、FXのトレードルール強力かつシンプルなほどよりすぐれています。その理由は———

  • 守りやすさ
  • 改善のしやすさ
  • 相場への柔軟性

———という観点から。

 

いくら勝てるというトレードルールだとしても、複雑なものは管理が難しく検証と改善が難しくなります。

FXトレーダーにとって、トレードルールはあくまでうまく勝つための道具。複雑すぎる道具は面倒で長くは使えませんよね。

また、強いトレードルールというのは細かい条件がなくとも、あらゆる局面で利益を出してくれるもの。例えそれが大きな利益でなかったとしても。

このようなシンプルなトレードルールを作るにはどうすればいいのでしょう。

FXのトレードルールの作り方

FXのトレードルールの基本は以下の4つです。

トレードルール 4つの基本
  • ポジションサイズは?
  • エントリーはどこでするか?
  • 損切はいつ?
  • 利確はいつ?

となります。順に説明します。

ポジションサイズについて

ポジションサイズとは取引高=枚数=lot数のこと。つまりいくら分取引するのかということですね。

ポジションサイズを決める基準はFXの元手(証拠金)の大きさです。危険を排除する場合、FX口座に入金してある証拠金の3~8倍程度の大きさを参考にするといいでしょう。

つまり実効レバレッジ3~8倍程度ということですね。

これはあくまで基本。スキャルピングFXの場合はポジションサイズを大きくしたり、スイングトレードFXの場合はポジションサイズを小さく調整することもあります。

またポジションサイズが大きくなるようなFX手法(※)の場合、実効レバレッジが1倍以下になるようなポジションサイズにルール設定をすることもあります。

※ナンピンやマーチンゲール法など

エントリーのルール

FXにおけるエントリーとは、取引を開始しポジションを持つことを意味します。反対にポジションを手放し決済することをエグジットと言います。

FXでエントリーというのはとても重要で、利益が出るか出ないかの最初の難関はここです。

エントリーさえよければポジションを持った瞬間に利益が出ていますし、悪いエントリーはいつまでたっても含み損が含み益に転じることがありません。

FXにおけるエントリーのルールは

  • トレンドライン
  • レジサポライン
  • インジケーターなど

が参考されるのが基本です。

 

このエントリーよりも優先されるルールが、損切のルールです。

損切りのルール

すでに話した通り、FXのトレードルールの最重要項目。

FXの損切りルールは元手(=FX口座証拠金)の4~5%にしましょう。それ以上の幅で損切りルールを広く設定してしまうと、予期せぬ連敗であっという間に元手がなくなってしまいます。

しかし、実効レバレッジ1倍のトレードでは強制ロスカットが執行されないので、含み損がそれ以上になっても含み益に転じるまでポジションをホールドする場合があります。

利確のルール

利確はFXのエントリーのルールと同じくらい重要なうえ、とても難しいです。

というのも、どれほど良いエントリーポイントでも、利確のタイミングをミスすると簡単に損失が出てしまうため。

反対にエントリーが悪くても利確のタイミングが良ければFXでは利益が出ることがあります。

利確はエントリーのように慎重に行うと、利益を得る機会を失ってしまうので注意が必要です。

利確のルールについても———

  • トレンドライン
  • レジサポライン
  • インジケーターなど

———が参考されます。

 

チャートを読み、レンジに突入 or トレンド反転の場合はすぐに利確しましょう。

それでは、実際にFXのトレードルールを一例として紹介します。

FXのトレードルールの例

これまで話してきたことを、トレードルールとしてまとめると———

トレードルール 一例

  • 取引高  :実効レバレッジ5倍
  • エントリー:トレンドラインをブレイク
  • 損切り  :80~100pips
  • 利確   :レンジ突入

———このようになります。

FXではこのルールだけを機械的に守れば勝てるわけではありませんが、FXトレーダーの利益を効率的に増やし、損失を小さく抑えてくれるものです。

エントリー手法や戦略は検証が支える

いかがでしたでしょうか?

自分で作ったFXトレードのルールというのは、相場や手法、自分のFXのスタイルに応じて変わってくるもの。

デイトレ手法やエントリー手法がうまく機能しなかったとしても、FXのルール設定を変えればうまく機能したりすることも多くあります。

例えば、トレンドライン参考でロングエントリーする場合は損切りが50pipsではポジションが切られてしまうのに、60pipsではポジションが切られず飛躍的に勝率があがるということもあります。

FXのルールについてはさまざまな微調整を繰り返しながら、ちょうど損失より利益が大きくなるような良い塩梅に設定することが大事。

そのためには、検証と実践を繰り返していくことが重要ですね。

 

本当に勝つために選ぶFX口座とは?