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8月20日〜8月25日の相場予想


 8月第3週の為替は大きく揺れ動きました。

「トルコリラ・ショック」の影響で他通貨も大きく値が動くことになったからです。当記事では8月第3週の為替相場を振り返りつつ、来週の相場展望をテクニカル・ファンダメンタルズ両面から解説していきたいと思います。

1.トルコリラ

FXの相場チャート画像

参考:トルコリラ週足チャート


 まずはトルコリラ・ショックから説明していきましょう。


■トルコリラ・ショック解説


 トルコリラ・ショックの発端は8月10日にトランプ大統領が「トルコから輸入する鉄鋼・アルミニウムに課す追加関税を2倍に引き上げること」を表明したことが原因です。アメリカが関税を2倍にも引き上げる強硬措置をとった背景にはなにがあるのでしょうか?以下、アメリカとトルコの関係が緊迫化してきた要因を解説していきます。


■2016年7月に起きたクーデター未遂事件

 トルコでは2016年7月に大規模なクーデターが起こりました。レジェップ・タイイップ・エルドアン氏は2003年に大統領に就任し、独裁的な政治を行いトルコのイスラム化政策を推し進めました。これに反発した軍部がクーデターを画策した事件です。


■クーデター未遂事件の問題点

 エルドアン大統領は現在アメリカ在住であるギュレン氏が反乱勢力とつながっていたとして、アメリカに対しギュレン氏の身柄引き渡しを要求しています。

 また、トランプ大統領はクーデター事件に関与したとされ、トルコで身柄拘束されているアメリカ人牧師のアンドルー・ブランソン氏の解放を求めています。

 今回の経済制裁はトランプ大統領が7月26日に「アメリカは長期にわたるブランソン氏の拘束を理由に、トルコに対して大規模な制裁を科すつもりだ」と発言していたことが現実に具現化したものになります。


■アメリカ対トルコの先行き

 エンドアン大統領もトランプ大統領も各々の政治的なメンツが絡んでいるため、簡単に引くことはないでしょう。今回は経済制裁にとどまっていますが、状況が悪化し軍事的な問題に発展する可能性も否定することはできない状況です。


■トルコリラのテクニカル解説

FXの相場チャート画像

参考:トルコリラの10年チャート


 上記のトルコリラの10年チャートを見ると、2008年〜2016年のおよそ8年間の長期にわたり、40円〜60円のレンジで推移してきたことが分かります。このことから、40円〜60円のレンジには相当おおきな「しこり」が貯まっているということが分かります。ですから、トルコリラがリバウンド基調になったとしても、40円は相場参加者にしこりとして意識されるため利確に押されるポイントになると思われます。

 トルコリラ10年チャートを見てわかることは2016年に40円を大きく割り込んでいます。こういった持合い相場は、相場格言通り「持合いは放れにつけ」=トルコリラ売りがセオリーになります。ですから、トルコリラ相場は今回大きく暴落しましたが、テクニカル的にも暴落の要素を内包していたといってよいでしょう。

 気になる「底値」ですが、持ち合いから放れた場合、持ち合い金額分は落ちるのがセオリーになっています。ですから20円は既定路線であったということができます。また上記の緑の線を見ていただくとわかりやすいと思いますが、持ち合いの場合、持ち合い部分から対称になる地点まで落ちることが多くなっています。ですから、10円前後は「ありえる」価格だということができます。


■トルコリラは買ってもいいの?

 トルコリラは政情不安から暴落したと考えられます。ですから、状況が収まるまでは「手出し無用」であるといえるでしょう。また、テクニカル的にも、下値余地がまだありますので「安い」という値ごろ感からの飛びつき買いに注意しましょう。


8月第3週の為替相場解説


 8月第3週の為替相場はトルコリラ・ショックを受けて全般的に大きく値が動くことになりました。ここでは主要3通貨であるドル・ユーロ・オーストラリアドルについて解説していきたいと思います。


■ドル円

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参考:ドル円60分足チャート


ドル円は110.111−111.429円レンジとトルコリラ・ショックの影響をあまり受けることなく推移しています。日足の75日移動平均線である110.57が支持線として機能していると考えられます。


■ユーロ円

FXの相場チャート画像

参考:ユーロ円60分足チャート


 ドル円は124.093−126.989円レンジとトルコリラ・ショックの影響を受け下落しています。ドル円が短期で持ち直したのと比較して、ユーロ円は持ち直しもないことから「弱い」ということが分かります。


■豪ドル円

FXの相場チャート画像

参考:豪ドル円60分足チャート


 豪ドル円は79.682−80.965円レンジと一時期80円を割り込む場面が見られました。価格推移はユーロ円に連動する形になっています。直近安値割れのレンジ下抜けになっています。


8月第4週の為替相場予想


 8月第4週の為替相場はトルコリラ・ショックの影響を受け、弱含みに推移することが予測されます。以下来週予定されているイベントの紹介と主要3通貨の分析をおこなっていきます。


■8月第4週のイベント


    ■8月20日(月)
  • ・トルコ市場短縮取引
  • ・英国・ライトムーブ住宅価格
  • ・ドイツ・生産者物価指数

  • ■8月21日(火)
  • ・トルコ市場休場(今週中)
  • ・日本・チェーンストア販売額
  • ・英国・公共部門ネット負債
  • ・香港・消費者物価指数
  • ・カナダ・卸売売上高
  • ■8月22日(水)
  • ・米中通商協議開催予定
  • ・NZ・小売売上高
  • ・豪・Westpac先行指数
  • ・日本・全産業活動指数
  • ・南ア・消費者物価指数
  • ・アメリカ・MBA住宅ローン申請指数
  • ・カナダ・小売売上高
  • ・アメリカ・中古住宅販売件数
  • ・アメリカ・週間石油在庫統計
  • ■8月23日(木)
  • ・アメリカ・FOMC議事録
  • ・シンガポール・消費者物価指数
  • ・日本・景気動向指数(確報値)
  • ・スイス・鉱工業生産指数
  • ・ドイツ・非製造業PMI
  • ・ユーロ・製造業PMI
  • ・アメリカ・新規失業保険申請件数
  • ・アメリカ・住宅価格指数
  • ・アメリカ・新築住宅販売件数
  • ・ユーロ・消費者信頼感指数
  • ・年次シンポジウム(ジャクソンホール)
  • ■8月24日(金)
  • ・NZ・貿易収支
  • ・日本・消費者物価指数
  • ・シンガポール・鉱工業生産指数
  • ・ドイツ・実質GDP
  • ・アメリカ・耐久財受注
  • ・パウエルFRB議長、講演


※赤字は要注意度の高いイベント


■ドル円〜買い有利の相場展開

FXの相場チャート画像

参考:ドル円日足チャート


 ドル円は「持合い」に推移すると予測します。上記のドル円日足チャートから、来週の動きは25日線(赤い線)−75日線(青い線)での持ち合いの様相を帯びていることが分かります。25日線は111.462円、75日線は110.574円になっています。

 一般的に持ち合い相場のセオリーは「放れにつけ」です。持合い相場で積極的にポジションを建てるのは相場セオリー的にはおすすめできません。しっかりとトレンドが出てからでもポジションをとっても遅くはありません。具体的には、直近高値である111.429円を抜けてきてからの「押し」を買っていくことになります。

 下放れた場合は「フェイク」である可能性が高いことと、初押しは「買い」が相場セオリーであることから買い下がりを想定しつつ、買いで入っていくことになります。

 ここで注意点ですが、レンジ相場での細かい往復売買はやめたほうが無難です。なぜなら、MACD的に目先底打ち感が出ていること、パラボリックは買い転換しているからです。ですから、できるだけ売買の目線を「買い」に固定した売買をすることをおすすめします。


■ユーロ円〜危険サイン点灯中「手出し無用」

FXの相場チャート画像

参考:ユーロ円日足チャート


 ユーロ円は下に放れる可能性が高いと予測します。理由は以下になります。


■MACDは無限売りサインになっている

 上記ユーロ円日足チャートの緑色で囲った部分をご覧ください。MACDが下に拡大しています。個人的にこういった形状のMACDを「無限売りサイン」と呼んでいます。経験則からこのサインが出ると、底なし沼になることが多いからです。


■5月の直近安値割れ=下放れ

 現状は5月安値124.618円が意識され買いが入っている状況です。こういった場合、下抜けしてしまうと、逆指値にかかるトレーダーが多いため、一気に下に加速する可能性が高くなります。こういった場面では、明確な「底打ち」サインが点灯するまでは手出し無用です。


■<デットクロスができる可能性がある

 上記の水色の矢印をみると、25日線と75日線がデットクロスする直前であることが分かります。直近安値割れからデットクロスを起こす可能性が高いチャート形状になっていますので、買いで入るのはやめておくのが無難です。

 上記の理由から、ユーロ円は暴落前夜の可能性を秘めているといってよいでしょう。ですから、売買は「戻り売り」が基本です。戻ってきたところは売りで対処するのが王道の売買テクニックだといえます。


■豪ドル円〜デットクロス発生

FXの相場チャート画像

参考:豪ドル円日足チャート


 豪ドル円はユーロ円の一歩先をいくチャート形状になっています。目先戻りは売りで対処していきましょう。買いで入るにはあまりにも危険です。


■デットクロス発生

 豪ドル円は完全に25日線と75日線がデットクロスしています。ですからまさに暴落前夜です。触らぬ神に祟りなしといえましょう。


下値支持線は72.403

 豪ドル円は完全に下抜けしています。ちょっとしたきっかけで暴落する可能性が高いチャートになっています。下落した場合の下値メドは2016年安値の72.403円まで存在しません。ですから、買いに入るのは危険といえます。

 見てきたように来週の為替展望はドル界のユーロ・豪ドル売りになっています。特に豪ドルは売りサインが出まくっていますので、下手に手出ししないように注意していきましょう。

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