海外口座と国内口座の上限レート比較

MENU

複利運用FXの計算方法

3年間で20万円を5000万円にする方法
「20万円の元手を3年間で5000万円にするには、毎日たったの5 pipsでも勝つことができれば十分に可能です」

 こんなうまい話はあるのでしょうか?

 ネットでは「複利運用など計画通りに行くわけがない」という意見を見かけます。

 一体どちらなのでしょう・・・?

 実際のところ、複利というのはうまい話や運用計画の話と、話の種類が少々違います。複利とはただの数学です。

 結論を言ってしまいましょう。

 複利運用は投資の基本。効率的観点だけ切り取れば「投資と複利運用は同じ意味」と言っても過言ではないほど。

 投資家から複利運用を取り上げてしまえば、ほとんどの個人投資家は引退するでしょう。それほど複利は投資において重要なものだと言えます。

 そんなこんなで、色々と誤解がありそうなFXの複利運用。

 このページでは、FXにおける――

  • ・複利運用を行うための計算方法
  • ・複利運用のシミュレーション
  • ・複利運用のやり方
  • ・複利運用に適したFX手法

 ――などを説明していきます。

 投資の基本としては複利が単利より優れいていると言えますが、同時に、いついかなるときも複利が単利より効率的というわけでもありません。

 FXの複利運用とともに、複利と単利との違いや単利運用に適した状況というのも一緒に見ていきましょう。

 さっそくですが、FXの話の前に単利と複利という言葉自体の意味、計算方法や違いについて説明していきます。


単利との違い、計算のやり方を解説!
〜難しい?〜

単利と複利の違いは簡単
 FXをはじめとし、投資における利益の大きさは元手によって変わります。元手が多いほど利益も多く、元手が少ないほど利益も少ないです。

 したがって、元手の大きさを考慮しない場合、投資案件の良し悪しは利率、つまり元手に対して何%の利益が望めるかで決まります。

 単利運用と複利運用の違いは、その元手に獲得した損益を加算して運用をするか、加算しないで運用するかの違いです。

 これだけではイメージしにくいので、順番に説明していきましょう。

単利運用とは?「FX」


 単利運用とは、元手を固定させたまま運用する投資のことを言います。

 FXで例えてみましょう。

 元手100万円をFXで運用し、平均利益として利率10%である10万円が出ているとします。

 何回もFXで取引するとして、毎回100万円の元手で平均利益の利率10%である10万円を獲得を狙っていくのが単利運用です。

 単利の場合、FXで利益が出ても損失が出ても、元手の大きさは一定で変わりません。例え200万円、300万円の利益が出ても、ずっと同じ100万円の元手で運用していくのが単利運用

 ここで100万円の元手でFXをしていて、実際にトータル200万円の利益が出たときを考えてみましょう。

 100万円の元手にこの200万円の利益を足したら、FXで運用する元手を300万円に増やすことができますね。元手が300万円の場合同じく利率10%であるなら、利益は10万円から30万円になります。

 つまり元手が増えれば利益も増えますが、この性質を利用した運用が複利運用です。

複利運用とは?「FX」


 単利運用では元手が変わりませんでしたが、複利運用では出た利益を元手に足し、利益を足して増えた元手で運用をします。

 こちらも初期の元手100万円利率10%のFXに例えてみましょう。

複利運用計算

利益10万円が出る:元手100万円の10%
 元手110万円:100万円+10万円

利益11万円が出る:元手110万円の10%
 元手121万円:110万円+11万円

利益12.1万円が出る元手121万円の10%
 元手133.1万円121万円+12.1万円

 さらにこの元手133.1万円でこの10%の利益13.3万円を狙っていく・・・


 ――というのが複利運用です。

 このように計算自体はとても簡単。複利運用では利益や元手が利益がゆきだるま算式に増えているのがわかります。

 イメージにすると――
複利と単利の違い イメージ
 ――このようになります。

 これだけ見ても、複利運用の方がお金が増えそうなのは何となく理解できてきますね。

 さて、続いてはこの複利運用と単利運用を実際に見比べてみましょう。複利と単利、どちらがFXや投資の運用として優れているのでしょうか?


単利運用で失敗する理由
成功する運用計画は?

複利で上げる爆益
 FXのトレード成績をしっかり記録していれば、自分がトータルで利益を出しているか損失を出ているかはわかることです。

 しかし実際のFXというのは、今後も同じように利益が出るか損失が出るかは誰にも分かりません。どんな投資でもそうであるように。

 そこで、FXで利益が出続けた場合と損失が出続けた場合を想定し、複利運用と単利運用の運用シミュレーションの結果を比較してみましょう。

 先にFXで利益が出続けている場合の複利運用と単利運用を比較していきます。

利益が出るFXの複利と単利の比較


 今回はFXで連続で利益が出る条件を――

最初の元手:10万円
取引回数 :10回
取引の利益:元手の10%の利率

 ――とした場合、複利運用と単利運用のそれぞれの資金の増え方についてこちらで比較しました。

取引回数 複利 単利
1回目 11.0万円 11万円
2回目 12.1万円 12万円
3回目 13.3万円 13万円
4回目 14.6万円 14万円
5回目 16.1万円 15万円
6回目 17.7万円 16万円
7回目 19.5万円 17万円
8回目 21.4万円 18万円
9回目 23.6万円 19万円
10回目 25.9万円 20万円

 同じ利率の場合、元手が増える複利運用の方が回を増すごとに利益も元手も増えていきます。

 しかし、FXの複利運用の威力はこんなものではありません。

 10回のみの運用でなく、20回、30回、50回、80回・・・と投資を重ねるごとに単利運用と複利運用の差は爆発的に開くことになります。

取引回数 複利 単利
10回目 25.9万円 20万円
20回目 67.3万円 30万円
30回目 174万円 40万円
40回目 452万円 50万円
50回目 1174万円 60万円
60回目 3044万円 70万円
70回目 7897万円 80万円
80回目 2億484万円 90万円

 とてつもない差ですね。

 ここまで差がつく理由は、単利運用はいつまでたっても元手が10万円なのに対し、複利運用は元手を増やしているため。

 このように、複利運用は元手の規模を段階的に着実に、そして効率的に上げていける運用手法と言えます。

 問題はFXで損失が出る場合ですよね。ここまで莫大な利益が上がる反面、デメリットも大きいと思う人も多いようです。

 果たしてどうなのでしょう・・・?

損失が出るFXの複利と単利の運用比較


 今度はFXにおいて、連続で損失が出るときの複利運用のシミュレーションです。

 FXで損失が出るときの条件を――

最初の元手:10万円
取引回数 :10回
取引の損失:元手の10%の損率

 ――とした場合、複利運用と単利運用のそれぞれの資金の減り方について比較しました。

取引回数 複利 単利
1回目 9.0万円 9万円
2回目 8.1万円 8万円
3回目 7.3万円 7万円
4回目 6.6万円 6万円
5回目 5.9万円 5万円
6回目 5.3万円 4万円
7回目 4.8万円 3万円
8回目 4.3万円 2万円
9回目 3.9万円 1万円
10回目 3.5万円 0円
 いかがでしょう。

 FXで損失が連続で出てしまった場合も、複利運用の方が元手の減りが遅いですね。

 この理由は、損率が同じ10%の場合、元手を減らした方が損失リスクも減るからです。

 単利では損を出しているにも関わらず、元手は最初の大きさのままでリスクを減らせていません。複利運用の場合は損を出した分だけ元手の規模を小さくして、リスクを減らしていることが分かります。

「そんなこと言って、複利運用をして元手を減らしたときに利益が出たら、単利運用より利益が小さくなるじゃないか」

 ・・・と思う人もいるかも知れません。

 そんな時は、複利で利益を出たときの先の計算表を思い出しましょう。利益さえ出ているなら、長期的には複利は単利と比べものにならないほど利益が大きくなります。

 筆者が講演会で、この複利運用についての講義を行ったとき――

「そうなると、単利運用が複利運用より優れている点が分からないのですが・・・」

 ――という質問がありました。簡単な話です。

複利運用=諸刃の剣は誤解


莫大な利益が望めて損失も小さくなる? こんなうまい話があるわけない・・・」

 このような先入観を持っているFXトレーダーはとても多くいます。用心深いことはFXトレーダーの素質でもありますが、先入観との闘いもFXトレーダーの大きな課題

 FXの複利運用は、ギャンブルのコロガシではありません

 投資である以上、元手は状況に合わせて効率よく変化させて対応する必要があります。複利は最適な元手を決定する重要なツール。

 簡単にいうと、基本は単利運用FXより複利運用FXの方が得だということです。

 反対に、複利計算以外の合理的でない条件で元手を決めることはとても危険。元手を増やすときは必ず複利で計算し、ゆっくりと連続的に増やしていきましょう

 とはいえ、あらゆる場面において複利運用が単利運用より効率的とは言えません。

 平均利率がプラスになるとしても、FXの勝率が悪い場合は複利運用に向きません。

FXの勝率が悪い場合、複利運用に不向き


 プラスが出ると分かっているのに、複利運用に不向きとされるFXとはどんなものでしょう? 

 それは、利益が出るのは分かっているけど勝率がよくないFX。

■利益は出るのに勝率が悪いFXとは?


 簡単に説明すると――

元手   :100万円
勝率   :1回 / 100回
1回の損失:1万円
1回の利益:120万円

 ――というようなFXです。簡単に言うと、投資金1万円で配当が120倍の投資ですね。

 これは100万円損したら必ず120万円手に入るという、利率20%という高利率の投資ではありますが・・・

■勝率の悪い複利運用は利益が最小化する恐れ


 この投資を複利運用でやってしまうと、120倍もの大きなリターンを得られる回で、最小の投資高で投資をしてしまいます。

 仮に1〜99回目までFXで負け、100回目で利益が出た時をシミュレーションしてみましょう。

取引回数 複利 単利
10回目 90.4万円 90万円
20回目 81.8万円 80万円
30回目 74.0万円 70万円
40回目 66.9万円 60万円
50回目 60.5万円 50万円
60回目 54.7万円 40万円
70回目 49.5万円 30万円
80回目 44.8万円 20万円
90回目 40.5万円 10万円
100回目 81.3万円 120万円

 まずは90回目の元手の残高を見てみましょう。

 90回目までの投資ではどちらも損失が出ていますが、複利運用が単利の4倍もの元手が残っています。

 ちなみに90回目のそれぞれの投資高は――

・複利:4千円(元手 40万円の1/100)
・単利:1万円(元手100万円の1/100)

 ――です。

 複利運用の方がしっかり投資リスクを抑えている分、元手の減りが少なくなるということが分かりますね。

 しかし、100回目の投資を考えると・・・

 単利運用では元手100万円の100分の1である1万円を投資することになりますが――

 複利運用では元手40万円以下の100分の1である4000円以下で投資をすることになります。

 100回目の投資で120倍のリターンが出る想定でしたので、単利ではしっかりと120万円の配当が得られますが、複利は43万円程度の配当しか得ることができません。

 このようにFXの勝率や平均利率の違い、FX手法やFXのスタイルによっては、複利運用に適したものと複利運用に適さないものがあります。

 ということで、続いては複利運用に適したFX手法などについて見ていきましょう。


運用手法を紹介!
積立、スキャル、スワップなど


 FXにおいて、効率のいい複利運用をより効果的にする3つのことがあります。

 それは――

  • ・元手を積み立てていく
  • ・スワップ金利を狙う
  • ・スキャルピングをする

 ――の3つです。

 順番に説明していきましょう。

元手はその都度積み立てていく


「元手が準備できたらFXをはじめよう」
「FX口座に足す金額はまとめて入れる」

 ――というのは、FXで複利運用をする上であまり効率的ではありません。

 FXではその都度ポジションサイズを決められるので、どんなに小さな額でも、なるべく早くFXの運用に足してあげた方が利益につながります。

 その理由は、複利の運用は、時間をかけるほど利益がゆきだるま算式に増えていくため。

 小さく足した元手でも、元手は元手。時間を掛ければ、足した分の元手もしっかりと大きな利益となっていきます。

 今月の1万円は10年後の100万円というわけですね。

スワップ金利を狙った複利運用FX


 スワップ金利は、通貨ごとの金利差によって生じる利益のこと。

 分かりやすく説明すると、金利0%の日本円で、金利1.75%のニュージーランドドルに買いを入れた場合、この金利差1.75%がFXトレーダーの利益となります。

 この加算されたスワップの利益でポジションを買い増せば、複利運用が容易にできます。

 また、ロスカットさえされなければスワップポイントはほぼ確実に増えていく点も複利運用FXに向いている点。

スキャルピングFXは複利運用に向いている


 スキャルピングFXは、数分から十数分間程度という超短期間で取引するFX手法。

 少しでも利益が出ている状態でさっさと利確決済するFXなので、高い勝率が望めます。

 スキャルピングは何度もトレードするので、獲得した利益をすぐに取引高に乗せてFXをすることができます。

 利益を取引高に乗せることは即ち複利運用です。

 こういう特徴から、スキャルピングFXは複利運用にとても向いているFX手法だと言えます。

 以上が複利運用FXを行う上の3つのポイントです。

 さて、肝心なのは複利運用FXを行う上で、どのように取引高(ポジションサイズ)を計算すればいいかですよね。


FX 複利運用のやり方

複利計算で取引高を調整
 そもそも、複利方式にしろ単利方式にしろ、FXの何を計算するものなのでしょう。

 さきほども少し話しましたが、複利方式や単利方式というのは、FXにおいてはポジションサイズ(取引高≒投資高)を計算するうえで使うもの。

 複利というのは利益が出たら運用する元手が増え、損失が出たら運用する元手が減るもの。対する単利というのは利益や損失が出ても、運用する元手は一定でしたね。

複利FXにおける取引高の計算方法


 まず、複利FXでは元手=FX口座証拠金残高とします。

 複利FXでは、この元手であるFX口座内の証拠金残高を基準に算出します。

 基本の算出方法は――

 ・証拠金残高×実効レバレッジ=取引高

 ――となります。実効レバレッジの大きさについては普段自分が使っているものでOK。

 今回は実効レバレッジを10倍とし、元手の大きさに応じて算出した取引高をまとめました。

口座残高
(元手)
取引高 通貨 lot数
10万円 100万円 1万通貨 0.10 lot
12万円 120万円 1.2万通貨 0.12 lot
50万円 500万円 5万通貨 0.50 lot
100万円 1000万円 10万通貨 1.00 lot
125万円 1250万円 12.5万通貨 1.25 lot
1 lot = 10万通貨

 先ほど説明したように、この表で計算されている実効レバレッジは10倍。

 リスクをもっと下げたい人は、元手の10倍ではなく2〜5倍程度の取引高を設定しましょう。反対に、より大きな利益を狙う人は元手の10倍以上の取引高でFXに臨むこともあります。

 このように口座残高を参考しFXの取引高を算出することで、自動的に複利運用ができます。

 口座にお金を足して積み立てながらFX運用する場合、足した後の口座内の残高通りに算出すれば複利運用の計算はばっちり。

 ゆきだるま算式に増える複利効果を狙う場合、この元手の2倍、3倍、5倍、10倍・・・という実効レバレッジ計算による取引高の取り決めを厳守しましょう。

 最後に・・・

 複利を使えば毎日5pipsの利益で元手の20万円を3年間で5000万円にすることも可能かどうか、検算してみましょう。

毎日5pipsの利益で・・・
元手20万円は3年間で5000万円になるか?


 20万円の元手で毎日5pipsを利益を出していった場合、3年間の複利運用でどこまで元手が増えるか計算してみました。

実効レバレッジ10倍=2万通貨取引から開始

経過 元手 1日の利益
開始 20万円 1000円
1日 20万1000円 1005円
2日 20万2005円 1010円
3日 20万3015円 1015円
1週間 20万7105円 1035円
2週間 21万4464円 1072円
1ヶ月 23万3441円 1167円
2ヵ月 27万1118円 1355円
3ヵ月 31万6451円 1582円
6ヶ月 49万8217円 2491円
1年 123万4930円 6174円
2年 762万5267円 3万8126円
2年半 1899万5222円 9万4976円
2年9ヶ月 2990万5839円 14万9529円
2年11カ月 4054万0188円 20万2700円
3年 4708万3378円 23万5416円

 このようになります。

 3年で元手は約4700万円、5千万円なら3年と7,8日もあれば達成されます。

 FXで毎日5pipsを勝つのは難しいことです。しかし複利で運用せず、単利で元手20万円を3年間運用した場合は利益はなんと合計109万円のみ。

 複利運用とは雲泥の差となります。

まとめ「メンタルのリスクは嘘」


 いかがでしたでしょうか。

 最後に、複利のリスクとしてメンタルが侵されるという意見も見かけます。

 果たして本当でしょうか。

■複利運用は投資精神の健全化の第一歩


 実は複利運用こそ、「いくら勝った or いくら負けた」というギャンブル脳から脱却するための鍵

 投資家として効率を求めるなら、あくまで元手の「何%勝った or 何%負けたか」だけが重要です。即ち複利運用のことですが・・・

 そうすれば100万円の5%である5万円の利益も、10億円の5%である5000万円の利益も同じと解釈できる投資脳が出来上がるのです。

 それでも複利が怖いという方は、一度バルサラの破産確率について読んでみましょう。

 >>最強の資金管理 新・破産回避

人気のページTOP6

最新記事

特集 ビットコインFX

特集 対談インタビュー

基本情報

ニュース

リスク管理

レバレッジで選ぶトレード

FX会社おすすめTOP5

トレード体験記

投資について

トレード手法

海外口座について

比較とランキング

FXの税金

口座開設について

FXの説明書

海外FX業者一覧

国内FX業者一覧

法人口座ほか