FXで強制決済が発生するタイミング

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強制決済はいつ起きるのか?


FXで取引を行なう上で、活用の仕方によってはメリットにもデメリットにもなる仕組みがロスカットです。ロスカットは、損失が一定以上になったときに自動的に決済され、損失が確定されるシステムになっています。

これは投資家の資産を守るために必要な仕組みです。

ロスカットは一般的に、相場が予想していたのと反対の方向に大きく変動したときに行なわれますが、そのタイミングはレバレッジや証拠金維持率によって大きく異なります。どのような状況のときに、どのようなタイミングでロスカットされるのか、ということはFXで取引する上で非常に重要なことです。

今回は、ロスカットが行なわれるタイミングについて解説していきます。



ロスカットは証拠金維持率で決まる


ロスカットのタイミングは、そのときの相場と証拠金維持率によって決まります。
FX会社によってロスカットされる証拠金維持率は異なりますが、ロスカットされるラインが50%に設定されていると仮定してみましょう。

ロスカットが外国為替証拠金で発生するタイミング


相場が1ドル=100円で1万ドルを買い建てるとします。このとき必要証拠金は最低4万円(レバレッジ25倍)となります。

証拠金維持率は(有効証拠金÷必要証拠金)×100で出すことができるため、有効証拠金をXとすると

(X/4万)×100=50となりX=2万となります。

つまり損失が2万を上回ったときにロスカットされるということです。

どのような相場で2万の損失が出ることになるでしょうか。1ドル=100円から1ドル=99円に下落した場合1万円の損失になりますが、2万円の損失がロスカットのラインであるため、まだ余裕があることが分かります。


では1ドル=98円の相場になったらどうでしょうか。

1ドル=98円では100万円が98万円になるということなので、2万円の損失が発生します。つまり相場が1ドル=98円以下になるとロスカットされてしまうということです。

証拠金維持率が50%の設定と仮定していたため、(有効証拠金2万÷必要証拠金4万)×100=50と逆に計算しても正しいことが分かると思います。



FXでレバレッジ1倍を使うケース


これだけでは分かりにくいかもしれませんので、いくつかの具体例でロスカットのタイミングを考えてみましょう。

通常はロスカットされる前に、そろそろ危ないということをお知らせするマージンコールが行なわれます。マージンコールが行なわれると新規注文が出来なくなります。マージンコールが行なわれるのが証拠金維持率75%の時で、ロスカットされるのが証拠金維持率50%の時だと仮定します。

まずはレバレッジを1倍に設定した場合です。1ドル=100円の相場で1万ドル買い建てたとします。ここから1ドル=99円に下落すると1万円の損失が発生します。必要証拠金は100万円のため、有効証拠金は99万円になり証拠金維持率は99%になります。

この時点ではマージンコールもロスカットも行なわれません。

次に相場が1ドル=74円まで下落したとします。すると26万円の含み損が発生し、有効証拠金は74万円になります。証拠金維持率は74%になり、マージンコールの対象となります。

そしてさらに相場が下落し、1ドル=49円になった場合は含み損が51万円になり、証拠金維持率は49%になってロスカットによって強制的に損失が確定されてしまいます。

しかし現実的に考えて1ドル=100円から1ドル=49円に相場が変動することなどほぼあり得ません。あったとしても相当な時間がかかるでしょう。

レバレッジ1倍では現実的にはロスカットされることはないのです。



5倍をレートを使うケース


次に、同じようにマージンコールが75%、ロスカットが50%で1ドル=100円で1万ドル購入する取引を考えてみます。しかし今回は入金を20万円にしてレバレッジを5倍に引き上げてみましょう。

この条件ではどこまで相場が落ちればマージンコール、ロスカットが行なわれるでしょうか。有効証拠金をXとして(X÷20万)×100=75%とします。これを計算するとX=15万円となります。つまり20-15=5万円の損失が出るとマージンコールがかかるということです。

1万ドルのポジションを保有しているため、1ドル=95円になると5万円の含み損が発生します。1ドル=95円に変動すると、マージンコールの対象となるわけです。

また同様に計算すると(X÷20万)×100=50%としてX=10万円となり、10万円の含み損が発生したときにロスカットされることが分かります。

1ドル=90円まで相場が変動すると10万の含み損が発生するため、90円まで円高になったときにロスカットされるということです。

この計算方法を身に付けておけば、自分の取引が今どのような状況にあるのか、どのタイミングでロスカットされるのかを把握しておくことができます。


ちなみにここで計算した必要証拠金の額は、FXを継続させるためにFX口座に最低限預け入れなくてはいけない金額にしました。実際には最低額では為替の小さな値動きでロスカットになりかねないので最低額の倍以上のお金をFX口座に預けるのが無難と言えます。

もし最低証拠金を増やすのが難しいようでしたらFXに取り組む際のポジションを変更するのが良いかと思います。どうしてポジション変更が役に立つかと言いますとポジションの建て方次第でFX取引に伴うロスカットリスクは大きく変わるからです。

⇒FXでレバレッジよりも大切なポジションとは?

ロスカットが外国為替証拠金で発生するタイミング



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